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歯科器具開発

わたしたちの取り組み

当社は歯科医師の皆様が日々の臨床の中で、「こんな器具があれば治療がもっと安全に行えるのに」「この器具のこの部分をこうしたら、もっと安心して使えるのに」といった素朴なはっそうやヒントを具現化する企業です。
歯科界の既存メーカーは製造コストの問題や、市場の声をダイレクトに聞く機会が少ないため、オーソドックスな商品しか販売できないのが実情です。また、医科に比較してマーケットが小さいため、率直に取り入れて製品に反映させることできないのも否めません。真摯に歯科医療に取組み先生にとっても残念なことですが、安全で確実な治療を望む患者さんにとっては不幸でもあります。
当社は、患者さんために考えられたせっかくのアイディアを具現化したい、そんな先生のご要望を実現いたします。商品デザイン、パッケージング、マーケティング、販売までトータルでサポートさせていただき、微力ながら歯科界に貢献させていただきます。 既製品に満足されていない方、新しいアイディアをお持ちの方是非当社までお問い合わせください。

事例紹介 – OAM(大口式)インプラントシステム –

開発器具のこだわり

0.2ミリピッチの理由

同様他社製品を利用経験がある方ならおわかりになると思いますが、サイズアップが大きいと歯槽骨板が裂開する恐れがあります。2.0㎜まで拡大したソケットに2.8㎜の器具を挿入すれば、骨に圧力が加わり過ぎます。また、マレッティングをして骨を広げなければなりません。熱と打撃に弱い骨にとっては、少々無理な方法といえます。オーギュメーターは0.2㎜ピッチで商品が構成されています。0.2㎜は骨周囲への圧迫は0.1㎜にとどまり過度な圧が加わりません。また、マレッティングすることなくリーマー感覚で使用できるため、歯内療法ならぬ骨内療法と呼ばれることもあります。

0.2ミリピッチイメージ

ネジ式をやめた理由

ネジ式は穿通性が良いイメージがありますが軟らかい骨質部分へ逃げやすく、方向性にやや難があります。またネジ谷部分に骨が付着することになり、拡げるよりはむしろ削ることになります。つまり坐滅が大きく炎症反応が大きいことになります。このことは一次治癒において不利であると考えられ、現在のような鏡面仕上げの丸棒タイプにいたしました。

ラチェット式にしなかった理由

鏡面仕上げの丸棒にラチェットは不要でした。また0.2㎜ピッチでラチェットの脱着作業は時間の無駄です。そして何よりも狭い口腔内で方向を確認しながらのラチェットによる作業は結構ストレスが溜まります。術者のストレスが患者さんに伝われば不安を与えます。
OAM(大口式)インプラントシステムは手指感覚を大切にして埋入方法です。歯内療法をイメージしてください。指先に伝わる歯根内の状況を3Dで捉えることができる歯科医師の方なら、ダイレクト感のある現行の方式に共感していただけるはずです。

ボーンスリッターのこだわり

ボーンスリッターは海綿骨を切る事を目的とし企画・開発しました。
頬側歯槽骨板を押し広げる事は目的としなかったためマレットの必要が無くなりましたが、薄く切れ味の良い刃が要求されました。また、滅菌を考慮し、オートクレーブで切れ味の落ちる事の無いものを作るには刃の入れ方や焼きの入れ方に非常に高度な技術が要求されました。
幸いにも弊社・岐阜本社の近くには刃物の町・関市が有りましたのでそこで設計してもらい奈良の業者で製造しております。

OAM研修会で実習用のボーンスリッターは約3年の間、毎週オートクレーブしたものを使用しておりますが切れ味が落ちていない事を是非研修会でご確認ください。

ボーンスリッターイメージ

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